【プロスピーカーチャレンジの価値】
アチーブメントの学びを始めて7年4カ月。宿願だったベーシックプロスピーカーに合格しました!
感無量です。これまで支えてくださった皆様に、心よりお礼を申し上げます。
リーマンショック後の大赤字のどん底だったころに出会った良質な情報。
それがその後の人生と経営を良い方向に変えてくれました。
経営危機のさなかだっただけに、無我夢中で学びました。
スタンダードコース(再受講6回)
ダイナミックコース
ダイナミックアドバンスコース
ピークパフォーマンスコース
そして旧PTP(58期)、アシスタントにも何度も入りました。
ボースウィンマネジメント(ベーシック、アドバンス)
理念経営塾(第3期)、経営実践塾(第1期)と、本当にアチーブメントの提供してくださる学びをほぼ走ってきました。
しかしプロスピーカーチャレンジだけは「後回し」でした。
自分はまだまだ・・・、という自己概念も原因でしたが、
プロスピーカーという存在に対する私の理解不足がチャレンジへの恐れを生んでいました。
考えが変わったのは昨年。
新PTP(30期)に参加する中で、
私たち受講生の成長に対して本当に献身的に関わってくださった4人の先輩プロスピーカーに接してからです。
(松尾BPS、佐伯BPS、梅澤BPS、山村BPS)
その先輩たちの他者への貢献姿勢、選択理論的な温かな関わり、しかし毅然としたフィードバック、私たち受講生の可能性を信じてくれる限りない優しさ。
そして何よりも、人一倍お忙しい先輩方が、貴重な時間を割いて何度も何度も練習に付き合ってくださる、その「在り方」。
それに触れて、プロスピーカーを目指す志が強くなりました。
これは、自分もやらんとアカン。自分さえよければいいのか。自分は何と自己中なのか。
昨年9月の1次試験が終わり、この2月の2次試験に向けてプレゼンを再構築する中の5カ月間、また葛藤が起きました。
「坂元さんはなぜプロスピーカーを目指すんですか?」
「なんのため、誰のためのプレゼンですか?」
容赦ない(しかし態度は温かい)フィードバックの連続です。
導き出した答えが・・・
「小さな一流企業を作る」
「物心両面で成功する町工場(坂元鋼材)が、中小企業で成り立っている日本社会の見通しになる」
「アチーブメントテクノロジーと選択理論は、社員を幸せにしたい経営者の必須教科。
我流の無免許運転(経営)で失敗をイヤと言うほど重ねた私だからこそ断言できるし、伝えれる」
最も身近な人たち(社員)と幸せな経営を作り上げることが、一番の社会貢献である。インサイドアウト。そう腑に落ちました。
しかし、プレゼン作成の最終段階(10日前)に、決定的なフィードバックが来ました。
「坂元さんのプレゼンは共鳴共感が起きない。それはなぜか。自己開示がないからだ」
京都の名門食肉店「やまむらや」の山村宙載BPSの決定的な一言でした。
「宙載砲」とも言えましょうか。
① 知る
② 分かる
③ 行う
④ 出来る
⑤ 分かち合う
プロスピーカーとは最終の5段階を目指す存在。
自らの学びと経験を通して、この情報の価値を世の中に分かち合う存在。
だからこそ、学びによって成長した自己開示が大事。特にビフォーアフターの「ビフォー」を丁寧に描け。
それも、どん底の経験を正直にシェアせよ。
そうであってこそ「そんなに苦しかった人が、こんなに良くなったんだ」と、聴衆の腑に落ちる。
共鳴共感が生まれる。苦しかった過去をシェアできれば、辛い経験を完了することにつながる。
今が一番良いと言える人生。だからこそ過去の失敗は経験と言える(完了できる)。
私にとって最も自己開示したくなかったこと。
それは、アチーブメントを学び、選択理論を知り、
外的コントロールの害悪を頭では知っていて分かっていて行っていたはずの私が、全く出来ていなかったこと。
外的コントロールの信条、すなわち、批判する、責める、文句を言う、ガミガミ言う・・・
私が過去にこっ酷く叱りつけ、いや、自分の感情をコントロール出来ずに怒り、そして退職させた社員からいただいた一言です。
「不当解雇」「不当労働行為」として慰謝料を求める内容証明郵便のなかに、このようにありました。
「社長はアチーブメントなる素晴らしい会社で学ばれ、経営理念というものを従業員に実践させていますが、その理念がどういうものか私には理解できません」
すでにアチーブメントを学んで3年が経っていたころの出来事です。
知って分かっていても、全く行っていないし出来ていない。
自分の成長はここからしか始まらないんだ。
それを正直にシェアすること。それでこそ、聴衆の共鳴共感を呼ぶ。
スピーカーも同じ弱い存在なんだ。だから聴いてくれる人も、一歩前に踏み出す勇気を持てる。
私の人生にとって負の一頁ですが、それを自己開示してこそプレゼンに魂が入る。
そう諭され、私も完全に理解しました。
「①知る、②分かる」と「③行う、④出来る」の間にあるのが「習慣の壁」。
私は学んで3年が経っていても、この習慣の壁を突破できていなかった。実は、いまも日々突破に挑んでいる最中でもあります。
そして「③行う、④出来る」と「⑤分かち合う」の間にあるのが「自我の壁」。
この壁を取っ払えるかどうか。それが、苦い経験を正直にシェアできるかどうかの鍵。
プロスピーカーとは、それを乗り越えることにチャレンジする存在。だから分かち合いこそがプロスピーカーであることの価値。
プロスピーカーとは「出来ている人」では必ずしもなく、まして聖人君子でもなんでもない。「成長と貢献にチャレンジする人」――。
私はいま、そう理解しています。
そして作りなおした30分プレゼン。それで臨んだ昨日の2次試験。
無事合格をいただき、そして夜のJPSA研究会でも15分版でシェアさせていただきました。感無量でした。
多くの仲間に喜んでもらえました。正直にシェアして良かった。
自分はあそこからしか這い上がれないんだ。それを確認しました。
アチーブメントテクノロジーのおかげで業績が劇的に回復したこと、選択理論で社内の人間関係が徐々に良くなったこと。
JPSA研究会でシェアさせていただくことにより、その2つの大きな成果を、恩師である青木仁志先生と佐藤英郎先生にご報告できました。
そして鍛えていただいた大高トレーナー、嶌村トレーナー、お世話になった多くの方々に聴いていただけたことが、この上なくありがたいことでした。
夜の懇親会の席上、大高トレーナーと久しぶりに密にお話させていただきました。
自己開示の持つ大きなパワーはなぜなのか、質問しました。すると、おっしゃいました。
「その人の夜明け前の漆黒の闇、それが最も大きな感動を呼ぶ」
本当に大切なことをいっぱい学んだプロスピーカーチャレンジでした。
これまでのすべてのことに感謝します。
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